争いの残響が遠く薄れてゆく。戦場だったココに23人いた味方も、今は去りワタシ一人だ。

目の前には光る石を抱く、木々の檻がある。


ここは不思議な場所。

ワタシの足は自然と、元来た道を歩み始めた。


始まりはここから。

広い空間だけど、天空から無数の岩の針が飛び出してる。ここはきっと広大な洞窟の中なんだろうと思う。


見える建造物は、あちこちが損耗してる。形あるもの、いつかは壊れるというけれど。





遺跡を歩く。ここに人の成した文化を感じながら。

ワタシが冒険を進める意味は、知らない世界の人の営み、文化の空気を感じる事かもしれない・・、なんて、ふと思った。






屋根、壁、柱。隅々まで独特の模様に飾られた、大きな空間。
そして、以前は奥に見える柱のように、すっくと立っていたのだろう、倒れた柱。

この柱、倒れてはいるけれど、崩れてはいない。下の椅子を潰してもいない。まるで、礼拝の神聖な場所を傷つけるまいと倒れきる事を耐えている、そんな意志を感じた。



ふと外の強く明るい光が見えて、惹かれる様に寄り道。


廊下の天蓋もびっしりとディルーブラム色。見ていてうきうきしてくるw 


崩落した天井。この崩れ方は、引き続いていつ屋根が落ちてきてもおかしくなさそう。


今から下る螺旋階段。その名は「隠された階段」。
同じ言葉しか出てこなくて自分が残念だけど、床や壁の意匠が鮮やかでこまやか。手が込んでて、これはもう、芸術という生き物の体の中を歩いている様。とぐろ巻いてるココは、さながら小腸? ・・むぅ、ワタシのセンスが疑われそうw 

しっかしここ、底が見えない。ちゃんと底まで行けるのだけど(エリチェンで)。



階段から歩を進め、触れ得ざる身廊に着く。

ひらけた空間に踏み込んだワタシは、今までとの空気の違いを感じて圧倒されてしまった。

壁の模様はいっそうのち密さで描かれていて、所々には人が入れそうなアルコーヴが。弧を描く天蓋はこれまた綺麗な模様を描いてる。側廊とを隔てる柱は床に足が着いてない不思議な形。進む先は一風変わった形の門。その向こうに雌獅子が見える。

この世界のワタシも驚いてるけれど、リアルワールドのワタシも驚いてる。デザイナーさんのリキが半端ないって解るから・・。
戦いの舞台なだけで終わるには、あまりにももったいなさすぎるよね。



行く手に奈落。道はここで途切れてた。

「奈落の側面を飾る模様がまるで、城前に集まった群衆の様」とワタシは思った。
目前には雌獅子おわす城。奈落はなんぴとたりとも寄せ付けぬ堅固な守り。そして城の前にあふれる民衆の様々な祈り、形。

ワタシは魔法陣に触れ光となって対岸の「満たされぬ聖所」に渡った。



ディルーブラムは女王が納めていた国。この雌獅子はきっと女王の権威を示してるんでしょうね。獅子を守る壁のモザイクがまた綺麗なんだ。赤き枠、青いタイル、緑地に縄の文様。



そして至る。
最奥の間に。ディルーブラムの女王のお話に。