一番気にしたのは排熱です。
そう言った熱を帯びた空気を、ケース後方のファンと電源のファンで吸い出す作りにしてたけど。CPUファンとのスペース的干渉があってケースファンに薄い物を使ってたからか、排熱が充分にはできてなかった感じでした。
一方。
nanoSは電源を下部に配置するケース。電源は床下から空気を吸って後方に吐き出す作りです。PCケース内の空気を排するのに利用する事ができません。
さらに。
電源とグラボとの隙間が1cmにも満たない為に空気循環が悪いのか、グラボ温度が90℃以上とか、組み立てた当初は恐ろしい事になっていました。
そこで。排熱に力を入れたのが今回の手心。
PC電源ユニット「Corsair RM750x」は、必要なケーブル「だけ」をこのユニットにぐさっと挿して使えます。空気の流れをジャマシナーイ様に配線を配置しつつ、ケーブル数もできるだけ少なめに。
CPUクーラーをトップフロー型からサイドフロー型の「Scythe 虎徹 MARK2」に変えました。よし!これで、前方から後方への流れる空気の動きを作る事ができるっ!
PCケースをこれに変えた一番の恩恵が、高さのあるCPUクーラーを取り付けられる様になった事。ケースの幅、ほんっと、とっても重要な要素ですね!
そして。
風の出口にあたる後方のファンを外して風巡りの障害物を除いた一方、風の入り口である前方には14cmサイズのファンを2個取り付けました。写真を見ると色が黒じゃないからよく目立ちますね。もちろんこれは「大風量でケース内の熱い空気追い出しちゃおう作戦」です。
また。
この大風量がグラフィックカードも効率よく冷やしてくれる様に、ホームセンターで買ったアルミ板で誘導板を自作してみたり、グラボの金属製補強版の上にオーディオ用ヒートシンクを熱伝導シートで貼り付けたりもしてみました。
たまたまなんだけど、このグラボのフィンの向きが風の流れに沿う向きになっていたのもありがたかった!
そして驚きだったのはその効果。
誘導板とヒートシンクは同じタイミングで取り付けたのだけど、その取り付けの前後で5℃以上もグラボの温度が下がった(HWMonitor.exe調べ)のはびっくりしたし嬉しかったです!
MSI社製のAfterburnerでグラボパワーを落として使ってはいたんだけど、効果があんまり感じられなかったんだよね~
って。なんだか、1月には変えなかった引継ぎパーツをすべて取り換えてしまう事になってしまいました。こんなはずではなかったのに・・。くぅ~