湯めぐり紀行 白雲之湯

2024/03/10

ひと幕SS 自撮SS 風景SS

t f B! P L

場所はシロガネ、通常街のエーテライト:シロガネ北西から北西に伸びる一本道の先に、白雲之湯はあります。

拡張街にも同じ名の湯はあるけど、今回推すのは通常街の方。
真西の水平線を一望できるココは、とにかく夕焼けから宵への移ろいにため息が出るの・・ 


朱の空、残光の路、濃さ増す影、濃さ増す湯気。白雲之湯は黄昏時がいちばん好き。

夜半の白雲之湯。急にふと沸き立つ湯気には、白雲の名を成程と思う。

静かに流れる時間、松の陰の向こうに満天の星空。

陽の日差しから、松の葉の落とす影に身を隠す。

やわらかい湯な感じに目が緩む・・ 

澄んだ青い空が色あせてく。夕暮れを追いかけてみる。

松の枝葉から太陽のしずくが零れ落ちそう 

陽は、形を明瞭にして色を濃くして、ゆっくりと岩山へ落ちてゆく 

岩の向こうに落ちた陽。残る姿もあとわずかに 

あぁ・・ 空が一番朱に染まる時間。

そして18時。照明に灯がともる 

空の朱色から急ぐ様に鮮やかさが抜けてく。のたりな夜の始まり。

ここは空と湯と時間を一緒に満喫できる温泉です。

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